プレートピア性能を見えるようにしました【2024-11-20】

2024.11.20

PLATEPIA

2019年3月販売開始から現在までプレートピアはモデルチェンジはしていません。

・疲労軽減

・軽量化

・高速反応

プレートピアの性能の代表格ともいえる3つですが、どれもが強力な個性があります。



では標準ディスクとプレートピアをコンピューター解析を用いて特性を見える化して、見比べてみます。

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上の図は力を下部1点から加えた場合に、どのくらい力が遠くに伝わるかをコンピューターで解析したもの。なお、力の大きさは成人男性がスノーボードの動作をした場合を想定。

左:ノーマルディスク
既存のプラスチックディスクを合わせて標準ディスクへとモデリングし、比較のものさしの意味を持たせている。濃いブルーが初期状態だとすると、色が明るくなっているところが力の伝達を示します。

右:PLATEPIA®
同じ条件ですが、見た目は明らかに反対側まで色が変化している。360度、ほぼまんべんなく力が伝わっている。



比較の結果は、力の伝達に約3倍の差が生じていることが示されました。



これはエネルギー消費効率で表すと、プレートピアはパワー約300%増加という効率化を達成していることになります。
例えば東京駅で車のガソリンが残り1Lしかないとして、燃費10km/Lの行ける範囲は茶色、緑色の燃費30km/Lになると隣の県境を楽勝で超える距離まで行けるようになる。
距離だけを考慮しても、これだけ行動範囲が広がる。



ところでプレートピアライダーは各ジャンルの強豪がいますが、彼らはこの効率化を必要としてます。
「楽」を得ると同時に付加価値をいかに大事にしているか。
私もよく知っています!



今回両者の特性(性能)には違いが存在し、見えない足下で力の伝達が変わっているということを私なりにお伝えしました。



「反応が...」とか「カービングが...」とか「トーションが...」などいろいろな評価は、標準のディスクでは真っ当なことも多くあります。
しかしプレートピアの前ではそれらの評価に縛られないケースもあり、もっと自由が広がります。




購入したいただいたらぜひ試していただきたいのが、ゲレンデで普通のディスクとプレートピアの現地比較。楽しい経験になるはずです。

自分で判断する評価の基準も大きく変わってくるでしょう。

取付時の注意ですが、雪の上にネジを落とすと埋まったり、色で見分けがつきませんのでどうか慎重に。



プレートピア設計開発部
粟國朝嗣